インド中銀RBI、暗号資産は「規制強化と実質的な禁止」路線を改めて明確化
AI マーケットサマリー
インドのRBIは、禁止に傾く制限的なスタンスを改めて示し、規制対象の銀行および金融機関に対し、暗号資産および民間発行のステーブルコインを保有、取引、またはそれらへのエクスポージャーを得ることを避けるよう促した。この位置付けは、CBDCを民間ステーブルコインより重視しつつ、国内の流動性と法定通貨オンランプに関する政策およびアクセスリスクを高める。同コメントはまた、採用指標に異議を唱え、投機的な暗号資産とトークン化された現実世界資産を区別している。
影響度
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【7月3日・BlockBeats】インド準備銀行(RBI)は、議会の財務常任委員会に提出した文書で、暗号資産に対して「抑制的で、禁止に傾く」規制方針を改めて支持した。国際的な規制枠組みの中でも「禁止」は受け入れられた政策オプションだとし、厳格な対応を維持する姿勢を示した。
RBIは、銀行を含む規制対象の金融機関について、暗号資産や民間発行のステーブルコインを保有・取引・エクスポージャーの対象としないよう求めた。金融システムが潜在的な連鎖リスク(コンテージョン)にさらされるのを避けるためとしている。
また、暗号資産に従来型の金融規制を当てはめることは、実体経済価値を欠く投機的資産に正当性を与えかねず、利用者に誤った安心感を与えて市場をミスリードする恐れがあると指摘した。
ステーブルコインについては、大規模な普及が進めば、インドの通貨主権を損ない、金融政策の波及経路を弱め、決済システムの分断を招き、金融安定性リスクになり得ると警告。中央銀行デジタル通貨(CBDC)など、主権的なデジタル決済インフラの整備を優先すべきだと提言した。
さらにRBIは、「インドが暗号資産採用で世界首位」といったランキングにも疑義を呈し、民間のブロックチェーン分析企業のデータには方法論上の欠陥があると述べた。インドでは現在、FIUに登録された暗号資産サービス提供者が54社あり、KYC確認済みユーザーは約3,930万人。保有暗号資産の残高は約204.37億インドルピーとしている。
加えて、投機的な暗号資産と、国債・社債などの実世界資産(RWA)をトークン化したものは明確に区別すべきだとした。金融資産のトークン化におけるイノベーションを不必要に阻害しないためとしている。