EU監督当局、MiCA不適合ステーブルコインに関する暗号資産サービスの停止を指示

AI マーケットサマリー
ESMAは、MiCAに準拠しないステーブルコインについて、EUで認可された暗号資産企業に対し、取引、保管、移転、投資サービスの停止を命じ、新たなエクスポージャーを防ぐための義務的なセーフガードと、既存ポジションを解消するための3カ月の猶予期間を設けた。この措置は、EUの取引所等に短期的なコンプライアンスおよびオペレーション上の摩擦をもたらし、ステーブルコインの流動性や入出金(オン/オフランプ)を引き締める可能性があるほか、暗号資産市場全体にわたって規制関連のヘッドラインリスクを高める可能性がある。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
BTC/USDT-2.53%
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▼ 弱気
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欧州証券市場監督局(ESMA)は、EU域内で認可を受けた暗号資産関連事業者に対し、MiCA(暗号資産市場規則)の要件を満たさないステーブルコインを扱うサービスの提供を停止するよう求めた。対象は取引、カストディ(保管)、移転、投資サービスなど広範に及び、無許可ステーブルコインへのエクスポージャーが顧客に生じないよう、事業者に防止策の導入を義務付ける。 ESMAの公式発表によれば、各国の監督当局は、規制対象の事業者が顧客に対して制限対象トークンの取得機会を提供しないこと、また既存の保有・エクスポージャーを増加させないことを確実にしなければならない。規制は取引プラットフォームや交換業務、注文執行、投資助言、ポートフォリオ管理に加え、カストディ、資産管理、暗号資産移転、注文の受領・伝達を含む関連サービスにも適用される。ESMAは、単一のサービス提供か複数業務の兼営かを問わず、同要件を適用する考えを示した。 事業者には、制限対象トークンへのアクセスを遮断するための技術面・契約面・組織面のセーフガード構築が求められる。これにより、認可事業者が提供するサービスを通じて顧客の既存保有が増えることも防止する。 既に存在するMiCA不適合ステーブルコインの保有・エクスポージャーについて、ESMAは是正期限を3カ月と設定した。期限は今回の意見書の公表日から起算し、監督当局が把握している既存ポジションの解消に適用される。各国当局は、対象事業者に対し、当該期間内に可能な限り速やかに未解消のポジションを整理させる必要がある。 一方で、顧客が該当資産を清算、転換、引き出し、または移転するために必要な範囲に限り、限定的なサービス提供は認められる。既存顧客保有を秩序立てて取り扱うための保管措置も許容されるが、いずれも暫定的かつリスクベースで、各国当局の厳格な監督下に置かれる。 ESMAは、MiCAの枠組みの下で禁止対象となるサービスを制限しつつ、残存する顧客ポジションの処理を進めるよう認可事業者に求めた。各国監督当局はこれらの要件の履行を徹底させ、規制下の暗号資産業務全体で適切な統制が機能していることを確認する。