BitMine、1週間でETHを7300万ドル買い増し 保有量は流通供給の4.8%に
MicroStrategyがBTCで"企業による財務資産としての暗号資産購入"を定着させて以降、市場はETH版の動きを待っていた。BitMine Immersion Technologies(NYSE:BMNR)が、その受け皿として存在感を強めている。
同社が月曜日に公表した保有状況によると、直近1週間で42,197ETHを新規取得した。取得額は約7300万ドル。これにより総保有量は5,742,237ETHに達し、イーサリアムの流通供給量の約4.8%を占める。会社が掲げる"5%到達"の目標にほぼ並んだ格好だ。
BitMineはFundstratのトム・リー氏が会長を務め、ETHを中核準備資産に据える上場企業として運用を行っている。開示によれば、暗号資産を含む総資産は約111億ドル。内訳として、ETHは1ETH=1,800ドルで評価し、BTCを206BTC保有するほか、Beast Industriesの株式に1億8,000万ドル、Eightco Holdings(NASDAQ:ORBS)の株式に7,100万ドルを投資。現金および市場性証券は5億2,700万ドルとしている。ETHが主軸である一方、トークン、株式、現金にまたがる分散型のバランスシートを構成している。
ステーキング動向では、ステーク済みETHは4,879,157ETHと前週から変化がなかった。ETH残高は増えたものの、今週は新たなステーキングを積み増していない。追加分は利回り目的で即座に運用するのではなく、保有として積み上げる形が中心となる。
同社は"ETH供給の5%を保有すること"を財務戦略の基準線に据えており、今回の買い増しでその水準に肉薄した。リー氏は暗号資産を"戦時の価値保全手段"と表現してきた経緯があり、資金調達モデルについても公の場で繰り返し擁護している。
上場企業が流通供給の約5%に迫るETHを保有する段階に入ると、ネットワーク、二次市場、さらには価格形成への影響が、単なる"財務運用上の配分"の範囲を超えるのかが改めて問われる。MicroStrategyのBTCに続き、BitMineのETHが示すように、企業財務による暗号資産の組み入れは例外から潮流へ移りつつある。ETHでは、4.8%は出発点にすぎない可能性がある。