Venice TokenのETP、上場初日にAUM145万ドル VVV価格は25ドルを試す
Venice Token(VVV)は過去24時間で約6%上昇し、週間の上げ幅は11%を超えた。とはいえ、価格が2倍以上に膨らんだ7月以降の上昇局面と比べれば小幅な動きだ。新規供給がトークンの焼却を上回るなかでの底堅さとなる。アクセス拡大とプラットフォーム利用の伸びが背景にあるとみられる。
まず、21Sharesが欧州投資家向けに現物裏付け型のVenice Token ETPをティッカー「VENC」で上場した。SIXスイス取引所で取引が始まり、年率手数料は2.50%。上場初日の資産残高(AUM)は145万ドル超を確保した。VVVが2兆3000億ドル規模のEU市場に食い込んだ形だ。(出所:21Shares)
1040万ドルの焼却(バーン)機構も供給を緩やかに減らした。今月は4万1000枚のVVVが焼却された半面、流通に回る枚数は上回り、16万4000枚が新規発行、30万9000枚が権利確定(ベスティング)された。AIプロトコルのユーザー数は500万人と過去最高を更新。API呼び出しは7月以降400%急増した(Costcodeデータ)。(出所:Ansem/X)
9月下旬以降、トークン保有者も約2000人増え、15万4740人から15万6690人に拡大。投資家がこのAIモデルを選んでいる表れだ。
価格はどうか。強気派が25ドル超の流動性を試し、弱気派が主導権を手放すのかが焦点となる。
チャート上では、VVVの強気派が25ドルの流動性水準を上抜けたものの、上昇を持続できなかった。この水準では1カ月足らずで2度、上値が跳ね返されている。9月中旬以降、買い手は21ドル付近を防御し、一段の下落を食い止めてきた。Bull Bear Power(BBP)は買い手優勢を示し、RSI Divergenceは9月以降3回の買いシグナルを点灯させた。こうした指標は再び上値を試す動きを後押しする。もっとも、VVVが34ドルへ戻るには30ドルの供給帯が立ちはだかる。(出所:TradingViewのVVV/USDT)
目下、25ドル付近でのためらいはダマし(フォルス・ブレイクアウト)の余地を残す。この水準をサポートとして維持できれば強気シナリオは強まる。再び跳ね返されれば、採用指標の改善にもかかわらず、回復基調は脆さを抱えることになる。
まとめ:21SharesはEU顧客向けにVenice Token ETPを上場し、初日のAUMは145万ドル。VVVは25ドルの流動性を試したが、弱気派が主導権を譲る気配はない。