原油安で砂糖相場に下押し圧力、エタノール採算悪化が供給増観測
AI マーケットサマリー
NYの粗糖先物とロンドンの白糖先物は、WTIが数カ月ぶりの安値へ下落したことを受けて下落し、エタノールの採算が悪化したことで、ブラジルおよび他の製糖工場がサトウキビを砂糖生産により多く振り向ける誘因が高まり、足元の供給見通しが増加した。インドのモンスーン不足と新たに顕在化しつつあるエルニーニョのリスクは長期的には支援材料である一方で、本日の値動きは、原油に連動した供給の切り替えと、軟調なエネルギー複合に支配されている。
影響度
● 中
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ニューヨークの原糖とロンドンの白糖先物は下落した。WTI原油が4.25カ月ぶりの安値に沈み、エタノール価格を押し下げたことで、ブラジルなど主要産地の製糖業者がサトウキビの搾汁をエタノールから砂糖生産へ振り向けるとの見方が強まり、供給増加観測につながった。インドのモンスーン降雨が大幅に不足していることやエルニーニョ発生といった中長期の強材料は残る一方、短期的には原油主導の需給見通しが市場心理を左右した。